お金を増やすためには、詐欺にあわないことが何より大切です。
詐欺の中でも、昔から使われている手法である「ポンジスキーム」というものがあります。
投資詐欺のほとんどが、この「ポンジスキーム」によるものです。
この回では、ポンジスキームについて考察し、お金の守備力を高めてほしいと思います。
ポンジスキームとは
ポンジスキームとは、チャールズ・ポンジが考えた詐欺の方法で、この手法で数千万円を儲けたと言われています。

ポンジスキームの手法
詐欺師は、ターゲットとなる出資者に、年利30%で配当金を出すと言い、お金を集めます。
仮に、3人の出資者から100万円ずつ集めると、300万円集めることができます。
数か月後に、詐欺師は出資者に約束通りに3人に30万円ずつ配当金を渡します。
詐欺師の元にはまだ、210万円(300万円―90万円)が残っています。
配当金をもらった出資者は、本当に配当金が出たと喜び、もっとお金を預けたいと思うようになります。
詐欺師は、お金が入り続ける限り配当金を出し、お金が一番大きく増えたところで、集めたお金を持ってドロンしていなくなるのです。
出資者側からみると、非常に分かりにくいのです。
なぜなら、お金が実際に戻ってくるため、増えたような錯覚をしてしまうのです。
詐欺にあわないために
詐欺にあわないためには、相場を知ることが大切です。
世界全体の会社に連動した優良なインデックスファンドの利回りは、一般的に5~7%です。
投資の神様と言われるウォーレン・バフェットの平均利回りでさえ、20%程度と言われています。
この利回りを超える運用を長期的に持続させるのは、まず不可能と考えていいでしょう。
さらに、元本保証などあったら間違えなく詐欺です。
神様を大きく超えているのです。
そんな夢のような投資があったら、世界中で大騒ぎになること間違えありません。
相場を逸脱した商品を紹介されたら、その紹介してきた人とは距離をとった方が賢明です。
年利30%で30年間毎月5万円を投資したとすると、145億円になる計算です。
非現実的な利回りであることは、容易にイメージできると思います。
おいしい話は詐欺
私募ファンド(証券会社や銀行で売っていないファンド)には、手を出さないことです。
「あなただけに~」「ここだけの話~」などは詐欺です。
そんなおいしい投資を、見知らぬ「あなた」になぜ教えてくれるのか❓冷静に判断してください。
まとめ
投資以前の問題として、詐欺に合わないことが大切です。
10%を超えるような異常な利回り、私募ファンドなどには特に注意が必要です。
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