「ふるさと納税はお得なの?」という質問をよく聞きます。
結論から言うと、この制度は「やらないと損」と言えるほどメリットが大きいです。
特に、所得税や住民税を納めているすべての方(会社員、公務員、個人事業主など、収入がある方)にとって、実質2,000円の負担で地域の特産品が手に入る、非常にお得な制度です。
📦 ふるさと納税の仕組み(ざっくり3ステップ)
ふるさと納税とは、自治体への寄付を通じて、翌年の税金が控除される制度です。仕組みは、ざっくり言うと以下の3つです。
- 好きな自治体に寄付をする
- 寄付額から自己負担金2,000円を引いた分が、翌年の税金から控除される
- お礼として、地域の特産品(返礼品)をもらえる
🏘️ どこに寄付できる?(自治体の選び方)
ふるさと納税の大きな特徴は、お住まいの地域に関係なく、日本全国どの自治体にも寄付できる点です。
例えば、神奈川県に住んでいても、海産物やお米を返礼品としてくれる福島県や、災害支援が必要な宮城県の自治体など、自由に選ぶことができます。
また、複数の自治体に寄付しても問題ありません。(手続き上の注意点については後述します)
⚠️ 要注意!寄付で「損」をしないための上限額
いくら寄付しても税金が安くなるわけではありません。寄付金額には控除上限額が設定されており、この上限を超えて寄付をすると、2,000円以上の自己負担が発生し、「損」になってしまいます。
- 控除額のイメージ: 寄付した金額 - 自己負担額2,000円 = 税金から控除される額
例: 上限額内で10万円寄付→9万8千円が控除されます。
この上限額は、年収や家族構成によって異なります。
【計算方法】
ふるさと納税サイト(さとふる、ふるなび、ふるさとチョイスなど)にある「計算シミュレーション」を使えば、ご自身の正確な上限額を簡単に調べることができます。必ず寄付前に確認しましょう。
🙅🏻♀️ 節税にはならない?(税金の仕組みを理解しよう)
「ふるさと納税は節税になるの?」という疑問を持つ方もいますが、厳密には節税にはなりません。
本来は自分が住んでいる自治体へ納めるはずの税金の一部を、別の自治体へ支払い先を変更することで、その自治体から返礼品をもらう制度だからです。
支払う税金の総額自体は変わりません。
しかし、実質2,000円の負担で数万円相当(寄付額の30パーセント程度)の返礼品が手に入るため、高いリターンを得られるお得な仕組みであることには変わりありません。

🎁 ふるさと納税の具体的な始め方と手続き
実際にふるさと納税を行う手順はシンプルです。
ステップ1:寄付金額を決める
上記で紹介した計算シミュレーションツールを使い、ご自身の控除上限額を計算します。この金額を目安に、寄付する合計金額を決めます。
ステップ2:寄付先の自治体と返礼品を選ぶ
ふるさと納税サイト(さとふる、ふるなび、ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税など)を利用して、好きな返礼品を選びます。
ランキングを参考にしたり、欲しい特産品から探したりするのがおすすめです。
- 注意: 寄付の名義人は、税金を納めている人(控除を受ける人)と必ず一致させてください。
ステップ3:寄付と返礼品の受け取り
サイトの指示に従って寄付を完了させると、後日、返礼品が自宅に届きます😊
ステップ4:税金控除の手続きをする(必須!)
寄付をしたので「税金を差し引いてね」「税金を還付してね」という手続きです。
この手続きをしないと、税金が控除されず、ただの純粋な寄付になってしまいます。
必ず下記のいずれかの方法(控除の手続きの2パターン)で手続きを行ってください。
📜 控除の手続きは2パターン:「確定申告」と「ワンストップ特例」
手続きは主に2つの方法があります。
- 確定申告
- 翌年の3月15日までに税務署に申請する手続きです。
- メリット: 寄付した自治体数に制限はありません。
- ワンストップ特例制度
- 確定申告が不要になる、簡易な手続きです。
- 寄付をした翌年の1月10日までに手続きを完了する必要があります。
- 利用条件:
- 給与所得者などで、確定申告の必要がないこと
- 1年間の寄付先が5自治体以内であること
- 注意: 確定申告をした場合、ワンストップ特例は無効になります。
個人的には、慣れてしまえば楽ちんな確定申告の方がおススメですが、最初は無理をせずにご自身に合った方法を選んでください。
💡 まとめ:ふるさと納税は「やらないと損」!
ふるさと納税は、実質2,000円の負担で地域の特産品が手に入る、収入があるほとんどの方にとってメリットの大きい制度です。
下手な投資よりも確実にリターンが得られるお得な制度です^ ^
- ✅ メリット: 実質2,000円の自己負担で豪華な返礼品が手に入る(リターンは下手な投資より大きいです)
- ✅ 注意点: 控除上限額を超えた寄付は損になるため、必ずシミュレーションを
- ✅ 手続き: 確定申告かワンストップ特例を必ず行う
収入がある方は、この制度を最大限に活用してお得に返礼品をゲットしましょう!

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