株を買うとはどういうことかは前回お話ししました。
ここでは、投資にはどんな種類のものがあるのか、株以外の商品についても整理していきたいと思います。
株
株の特徴としては、いつでも買えていつでも売れるという便利さがあります。
一度買ったら、基本的には何もしなくても良い資産です。
その時の相場の状況に応じて、値段が大きく上下することがあります。
定期的に配当金が出ることがあります。
利益に対して税金が20%程度かかります。
債権
その機関が出す借用書のようなものと考えていいでしょう。
「国債」は国が発行した借用書で、「社債」は会社が発行した借用書、「地方債」は地方自治体が発行した借用書です。
株同様にいつでも売ったり買ったりができます。
株と大きく異なる点は、満期保有をすれば利息と元金をそのまま受け取ることができます。
一方、株は利息も元本も保証されていません。
その分、株に比べては得られる利益も小さくなる傾向にあります。
ですので、投資商品の中ではローリスク・ローリターンな投資と言えます。
利息に対しては、株同様に約20%の税金がかかります。
不動産
不動産を所有すると大家さんとなり、毎月の家賃から収入を得ることができます。
現物の資産ですので、インフレに強いのが特徴です。
株や債券とは違い、いつでも売ったり買ったりすることはできません。
銀行からお金を借りて不動産を購入することもできます。
ですので、「レバレッジ」といい、自分の資金以上のお金を元手に投資をすることができ、運用のやり方次第では大きな利益を得ることも可能です。
うまく行えば税金のコントロールができます。
一方、投資の中では比較的手間がかかり、それなりの知識や勉強も必要です。
よって、投資というより事業に近い側面もあります。
現物の不動産投資を始めにあたっては、500万程度のまとまった資金が必要となります。
コモディティ
金やプラチナといった投資です。
利息や配当は出ません。
不況時に強い資産です。
預金
定期預金や外貨預金などがあります。
定期預金は日本では金利が0.01%で、ほとんど利息はつかないと言っていいでしょう。
仮に1,000万円を銀行に預けたとしても、1年後の利息は1,000円です。
一方、外国の金利は日本より高く、トルコリラの金利は15%、アフリカドルは6%と高金利になっています。
そこで、外国の銀行に預金をすれば高金利でお金を増やすことができると考えられたのが外貨預金です。
しかし、一般に高金利である国の情勢は不安定であることや為替(円高や円安)の影響を受けること、手数料が異常に高いことなどから外貨預金には手を出してはいけません。
今後のブログでも詳しく説明したいと思いますが、ここでは外貨預金には近づかないとだけ覚えておいてください。
暗号資産
以前は仮想通貨とも言われていましたが、金融庁が呼称を暗号資産に統一すると発表しました。
有名な暗号資産としては、ビットコインやイーサリアムなどが挙げられます。
私自身も所有していて、多くの利益を得ていますが、ボラティリティ(価格変動)が大きいため初心者にはおすすめできません。
また、株や不動産といった伝統資産と違い、歴史が浅いため今後どうなるのか読みづらく、堅実な資産運用という点でもおすすめができません。
大きく分けると投資商品はこの6つに分類することが可能です。
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