では、具体的に何に投資をすればいいのでしょうか?
それは、ズバリ 「世界経済インデックスファンド(全世界経済の株式に連動した投資信託)」です。
その理由について説明していきます。
全世界経済の株式に連動とは
世界中の会社の株の値段の平均を表した「インデックス」に連動しているということです。
インデックスとは
「インデック」は日本語だと「指数」といい、市場の動きを表す指標のことです。
代表的なインデックスとしては、「日経平均株価」「TOPIX」「ニューヨークダウ平均」などがあります。
耳にしたこともあるのではないかと思います。
インデックスの数値が高いときは、その市場は調子がいいということです。
日経平均株価の数値が高い時は、日本経済が調子がいいということです。
ちなみに、世界経済インデックスファンドは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動しています。
世界経済インデックスファンドを買うとは
世界全体に薄く広く全体に分散された投資信託を買うということです。
「世界全体」という会社の株を買うというイメージです。
個別株とのちがい
個別株は、有名な企業の株であっても、倒産したら価値は0円になってしまいます。
倒産までいかなくても、不祥事等で価値を大きく落としてしまうことがあります。
東日本大震災で、東京電力の株価が暴落したことは有名です。
それまでは、東京電力の株は比較的安全な株だと思われていました。
個別株は不確実な要素が多く、初心者には難しい面があります。
一方、世界経済インデックスファンドは、世界中の3,000社以上の企業に分散投資ができています。ですので、仮にその中で1社が倒産したとしても影響は微々たるものなのです。
つまり、きわめて負けにくい投資と言えます。
リスクはないのか
歴史的に、15年以上の長期保有をしてマイナスになったことはまだ一度もありません。
つまり、長期保有だとほぼ100%の確率でプラスになります。
平均すると1年間で3~7%のリターンを期待できます。
世界経済インデックスファンド1,000万円を1年間運用すると、1年後に30万円から70万円のリターンが得られるというイメージです。
なぜ「世界」なのか
日本株やアメリカ株など特定の国だけに連動したインデックスファンドもありますが、その国の制度や景気などの影響を受けるため、偏りがある上級者向けの投資と言えます。
世界経済インデックスファンドは、初心者でも扱いやすい優良な投資ということが言えます。
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